釈迦賛嘆文
釈迦讃歎文(しゃかさんたんぶん)
南無(なむ)釈迦(しゃか)牟尼仏(むにぶつ)の御前(おんまえ)に天童(てんどう)舞出(まいい)でて申(もうし上(あ)げ奉(たてまつ)る。人(ひと)は互(たが)いに争(あらそ)いて 欲(よく)の炎(ほのお)に燃(も)え盛(さか)り 苦楽(くらく)迷(まよ)える世(よ)の中(なか)に苦(くる)しむ衆生(しゅじょう)を救(すく)わんと 輝(かがや)き出(い)でたる大灯明(だいとうみょう)。昔(むかし)も昔(むかし)三千年(さんぜんねん) 中天竺(ちゅうてんじく)の迦毘(かび)羅衛(らえ)城(じょう) 藍(らん)毘(び)尼(に)園(おん)の花園(はなぞの)に花咲(はなさ)き匂(にお)う春八日(はるようか) 蓮華(れんげ)の花(はな)に包(つつ)まれて 生(う)まれ給(たま)えるお釈迦(しゃか)様(さま)。
響(ひび)き渡(わた)った一声(ひとこえ)は 天(てん)にも地(ち)にも我(われ)一人(ひとり)。身分(みぶん)の高(たか)き王子(おうじ)様(さま) 富(とみ)も位(くらい)もありながら一人(ひとり)お城(しろ)を抜(ぬ)け出(い)でて山(やま)に篭(こも)りし十二年(じゅうにねん) 広(ひろ)い世界(せかい)の真中(まんなか)に 教(おし)えの門(もん)を打(う)ち開(ひら)き迷(まよ)える人(ひと)に注(そそ)がれし 甘露(かんろ)の法雨(ほうう)かぐわしく 実(みの)りの花(はな)は咲(さ)き満(みつ)る。吾(われ)らが友(とも)よもろともに久遠(くおん)の春(はる)を寿(ことほ)ぎて今日(きょう)の佳(よ)き日(ひ)を称え(たたえ)なん。吾(われ)らが幸(さち)を慶(よろこ)びて 心(こころ)を合(あ)わせ励(はげ)みなん。南無(なむ)釈迦(しゃか)牟尼仏(むにぶつ)
平成(へいせい)十八(じゅうはち)(ねん)五(ご)月がつ)八(よう)日(か
稚児代表 高階 太郎 新河岸花子
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